現代のアニメーションは10年以上続くものか、
ワンクールと呼ばれる3カ月で完結するものかに分かれています。
第三次アニメブームになってから、数年に渡る人気作品はもちろん、
ワンクールで終わってしまう作品でも、キャラクターソング、
つまりキャラソンと呼ばれるものが作られています。
昭和の頃のアニメCDではなく、レコードでしたので、キャラクターソングがあっても
アニメの中の挿入歌として使われるだけで、レコードにならないものも多くありました。
今はアニメになっていない漫画やゲームライトノベルでも、オリジナルCDが作られています。
オリジナルCDや漫画の評判が良いと、アニメ化されアニメ化と同時に
DVDとキャラクターソングが作られるのが当たり前にもなっています。
そのため声優希望の人は、声質や演技だけでなく、
顔や歌、ダンスも求められる時代になりました。
物語の中に流れるキャラソンで絶対に必要なものが
「ガンダムSEED」のラクス・クライン、
「超時空要塞マクロス」シリーズのリン・ミンメイ、Fのランカ、シェリルの存在です。
他にも面白い、素敵な歌は沢山ありますが、今回は5曲紹介します。
第5位 静かな夜に 「機動戦士ガンダムSEED」ラクス・クライン(田中理恵)
キャラクターソングというよりも、物語の流れの中で大切な歌となるのが、ラクス・クラインの「静かな夜に」です。
ラクスとしてだけでなく、ミーア・キャンベルとしても田中理恵が歌い分けています。
大きな戦いの終焉に何度か流れたこの歌は、キャラソンとしてだけでなく、物語の大切な鍵ともなっています。
出典:ガンダムSEED
ガンダムSEEDには、「今この瞬間がすべて」キラ・ヤマト(保志総一朗)といったキャラクターソングもありますが、
女性キャラソンということで、ラクスの代表曲を上げました。
第4位 わたしの彼はパイロット 「超時空要塞マクロス」リン・ミンメイ(飯島真理)
「私の彼はパイロット」は、超時空要塞マクロスで、ミンメイが物語の中で歌うヒット曲です。
その後もミレーヌ・F・ジーナス(マクロス7)、
ランカ・リー(マクロスF)が伝説の歌ということで歌い継いでいます。
同じ歌を飯島真理と、中島愛が歌っていますが、
声質が似ている2人だけに、あまり違和感がなかったですね。
飯島ミンメイは「愛・覚えていますか」「愛は流れる」「小白竜」「天使の絵の具」を本放映、映画を通して歌っていますが、
キャラソンではなくOP・EDも含めると、私的には、映画のED「天使の絵の具」が好きです。
第3位 staple stable「化物語」戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)
物語シリーズの1期、「化物語」はOPが全てキャラクターソングになっています。
EDは神曲と呼ばれ、今でもアニソンヒッツで必ずランクインしている
「君の知らない物語」(supercell)です。
この他にも物語のヒロインがそれぞれのOPを歌うため、
「帰り道」八九寺真宵(加藤英美里)、
「ambivalent world」神原駿河(沢城みゆき)、
「sugar sweet nightmare」羽川翼(堀江由衣)、
「恋愛サーキュレーション」千石撫子(花澤香菜)と
全員分のOPがあります。
その中でも、私が一番好きなキャラソンが戦場ヶ原ひたぎの「staple stable」です。
一般的に人気なキャラソンは、千石撫子の「恋愛サーキュレーション」のようです。
戦場ヶ原ひたぎが一番好きということもありますが、
歌としても一番歌いやすくて、物語の内容に一番合っている歌詞が好きです。
第2位 蒼のエーテル「マクロスF」ランカ・リー(中島愛)
数多くあるランカの歌でなぜこの歌?と疑問に思う人、絶対に多いですよね。
そうですよね…。ランカなら「星間飛行」でしょ、と言われそうです。
(娘々のCMソングはカラオケでネタがなくなった時に便利ですよねぇ)
出典:マクロスF
でもマクロスFのCDを買って聞いた後、さらにピアノ曲の楽譜を購入し、
改めてマクロスの歌全てを歌った時、この歌が「一番良いな」と思ってしまいました。
特に歌の出だしの歌詞
「私の名前を一つ上げる たいせつにしてきたの あなたの言葉を一つ下さい さよならじゃなくて」
というフレーズが好きです。
つい口ずさんでしまうのは、「アイモ」と「ニンジーン」ですが、「アナタノオト」も好きです。
さすが「菅野よう子」。マクロスFの歌はどれも素敵ですが、シェリルの歌はMay’nということもあり、
ちょっと難しいけれど、ランカの歌は歌いやすいので、さりげなく歌えるところも好きです。
カラオケなら「娘々サービスメドレー」(特盛)を一人で歌うと、全部歌えるので好きです。お得な気分。
第1位 流川ガールズソング「普通の女子高生がろこどるやってみた」宇佐美奈々子(伊藤未来) 小日向縁(三澤紗千香)
本当は「ああ流川」にしたいと思っていましたが、
こちらはキャラソンではなく、流川市(架空 流山市らしい)の市の歌のため、
二人が最後のろこどるフェスタのために作ったという設定のこちらにしました。
「普通の女子高生がろこどるやってみた」は放映中、なかなかの人気で、
その後のエピソード話もスペシャルで2話作られています。
しかし、意外とアニメ好きの人でも知らないようで、驚いています。
学園、アイドルコメディ?です。とにかく面白いです。
「SIROBAKO」や「甘ブリ」が好きな人なら面白いと思うアニメです。
すでに、放映が終了し3年経ちましたが、興味がある人はDVDを探してみて下さい。
当時は「ラブライブ」人気が絶頂期でしたが、私はこちらの方が面白くて好きでした。
冬コミでは、奈々子と縁の「熊手」が売っていましたが、ご利益はあったのでしょうか。