カラオケやオリコンランキングでよく歌われている、
よく聞くという曲のほとんどがアニソンです。
今ではスーパーや百貨店、バラエティー番組のBGMにアニソンが使われています。
一般の人は気が付かないだけでなく、
良い曲だと思っていたのが、実はアニソンとよくあることです。
女性のアニソン歌手というのは有名ですが、男性はアニソン歌手というよりも、
一般的なアーティストの代表曲に、アニソンというものが多くあります。
そのため、歌が上手か?良い曲か?という疑問に感じるユニットやアイドルタレントでも、
アニソンの主題歌を歌うと、オリコンのチャートが上がるということがあります。
第6位 池田 鴻 「翔べ! ガンダム」『機動戦士ガンダム』
これほどまでに有名な機動戦士ガンダムの主題歌を歌った池田鴻ですが、
あまりテレビで見たことがないという人も多いと思います。
池田鴻は、『太陽にほえろ』、『特捜最前線』NHKの大河ドラマなど
1970年代1980年代に俳優としてドラマに出演していました。
その後、歌った機動戦士ガンダムの主題歌が大ヒットし、
アニソン歌手として名前も知られることになります。
機動戦士ガンダムは、放映当初はあまり話題にならず、後半に入って一気に盛り上がってきました。
主題歌がヒットし、これからという時、アニメブームがひと段落、
それと時期を同じくして、池田鴻も病に倒れ、48歳で逝去されてしまいます。
第5位 和田 光司 「The Biggest Dreamer」『デジモンテイマーズ』
42歳であまりにも早く逝去された和田光司の代表作と言えば、デジモンシリーズの主題歌です。
「Butter-Fly」『デジモンアドベンチャー』
「ターゲット〜赤い衝撃〜」『デジモンアドベンチャー02』に続く「The Biggest Dreamer」は、
アニメファンだけでなく、子どもたちの間で、全く違う意味でも話題になった歌です。
歌詞の出だしに
「そう僕は気づいたんだ ずっと宿題忘れてた それは一つの謎・謎・謎 僕は誰なんだろう?」
という言葉がありますが、
この歌詞が「宿題を忘れていた時の」言い訳ソング?と、当時の小学生の間で、学校で使える歌と話題になっていました。
その後もデジモンシリーズの主題歌を歌っていた和田光司は、
今のアニメを支える20代30代にとって、懐かしく大切なアニメの歌を提供してくれた、代表的なアニソン歌手です。
第4位 T.M.Revolution 「INVOKE -インヴォーク-」『機動戦士ガンダムSEED』
ガンダム大好きアーティストの西川貴教がボーカルのT.M.Revolution の代表作「INVOKE -インヴォーク-」です。
西川貴教は、『機動戦士ガンダムSEED』の中でミゲル・アイマン、
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でハイネ・ヴェステンフルスの声を演じています。
(ミゲルと言えば…)
その後、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の挿入歌「vestige -ヴェスティージ-」、
水樹奈々とのコラボレーション企画で、『革命機ヴァルヴレイヴ』の主題歌「Preserved Roses」、
「革命デュアリズム」はオリコンヒットチャート第2位になった代表曲です。
今でもカラオケランキングやアニソンランキングで上位になっています。
第3位 BREAKERZ「幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて」『名探偵コナン』
タレント、役者、ロックバンドのボーカルとして有名なDAIGOがボーカルを務めるBREAKERZですが、
数多くのアニソンを提供しています。
DAIGOと言えば、竹下登元総理大臣の孫、漫画家「影木栄貴」の弟と有名ですが、
彼自身も役者、声優、アーティスト、バラエティー番組など様々な分野で活躍しています。
DAIGOとして
「無限∞REBIRTH」『カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編』
「いま逢いたくて」『名探偵コナン』といった曲も歌っています。
第2位 BUMP OF CHICKEN「アンサー」『3月のライオン』
BUMP OF CHICKENは他にも『3月のライオン』2期のOP「ファイター」、「Hello,World!」『血界戦線』、
他にも「ドラえもん」や「ワンピース」といった人気アニメの主題歌も歌っています。
普段はCMやドラマの主題歌も歌っていますが、
アニソンを歌っても大ヒットとなる代表的なアニソンアーティストです。
UNISON SQUARE GARDENと、『3月のライオン』『血界戦線』と
同時期にOPとEDを歌っていて、どちらも大ヒットしています。
ミュージックビデオを『3月のライオン』の羽海野チカが担当していることもあります。
第1位 UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」『血界戦線』
オリコンヒットチャート最高5位に入ったシュガーソングとビターステップは、
ノリもよく聞いていても楽しい歌です。
ただし、リズムも曲も難しいので、聞くのは良いけれど、カラオケで歌うのは難しい、
という理由で大ヒットしたにも関わらず、5位に甘んじている感じですね。
UNISON SQUARE GARDENと言えば、
『ボールルームへようこそ』のOP「10% roll, 10% romance」、
『3月のライオン』の「春が来てぼくら」、
『血界戦線 & BEYOND』の「fake town baby」と
今ではアニソン主題歌を歌う代表的なアーティストです。
いずれもアップテンポでノリが良く、聞くのも歌うのも楽しいアニソンばかりです。
聞いたことがないという人は、ぜひぜひ聞いてみて下さい。
男性のアニソン歌手の代表は、水木一郎、ささきいさお、子門真人ですが、
第一次・第二次アニメブームを支えていたアニソン歌手は、他にもたくさんいました。
しかし、当時は、今のようなアニソンブームというものがなく、
ヒットしても子どもたちの間で歌われる程度でした。
子どものアニソンのイメージを変えたのが、宇宙戦艦ヤマトのささきいさおと、機動戦士ガンダムの池田鴻です。
そしてゴダイゴの『銀河鉄道999』、『キャプテンフューチャー』
小椋佳の『マルコポーロの冒険』は子どもだけでなく、
大人がアニメやアニソンを楽しむきっかけになっていました。
進化し続けるアニソンの世界。
これからも、どんどんワクワクするような楽しい曲が提供され、
いずれ高齢者施設でも、アニソンが歌われるという時代が来るかもしれません。
というか、なってほしいです。