【女性向けボイス】エリクシール「俺はお前にもっと頼って欲しいって思ってんだよ。」






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台本

 

(電話音:プルルル……ガチャ)

 

おい、大丈夫か? お前、風邪ひいたって言ってたけど……会社を3日も休んで、そんなに体調悪いのか?

 

やっと38℃まで下がった……って、一体どんだけ熱あったんだよ。ちょっと風邪ひいたから会社休むって言っておいて、重症じゃねーか。連絡ないから心配しただろ。

 

は、熱が出てつらくて寝てたから連絡できなかった……って、ウソつけ。どうせお前のことだから俺に心配かけたくないとか思って黙ってたんじゃないのか?

 

いくら、付き合ってること職場に内緒にしてるからって、俺には連絡くれてもいいじゃねーかよ。

 

いいか、今からお前のところに行くから。待ってろ!

 

(鍵を開ける音:ガチャ)

 

おーい……大丈夫か? お、起きてたか、良かった。寝てたらこれ置いて帰ろうと思ったんだけど。

 

どうせ何にも食ってないんだろ、いろいろ買ってきたからなんか食えよ。

 

って、おい、あぶねーな、いきなり枕投げるなんて、病人がすることじゃねーだろ。

 

突然、部屋に入って来ないでって……? おいおい、そんなこと言ってる場合か。今は緊急事態だろう。

 

玄関のチャイム鳴らしたところで、お前が出られるとも思えないし。こんなこともあろうかと、合鍵もらっておいて良かったわ。

 

え、良くない? 彼氏にだって見られたくない姿がある? ……って、真っ赤な顔して息切らしながら怒るなよ。

 

で、熱は下がったか? ちょっと首……触るぞ。

 

ちょ、触らないでって……だから、叩くなって。せっかく来たんだから、俺に看病をさせろっての。

 

え? ずっとお風呂に入ってないから……だから、私に触らないで?

 

バーカ。風邪ひいて熱でてるんだから風呂に入ってないの当たり前だろ。それくらいわかってるよ。

 

いいから、風呂入ってないくらいで嫌うわけねーだろ。熱を測ってやるから、ジッとして。

 

(体温計の音:ピピッ)

 

38.2℃か……。まだ熱が下がんねーな。

 

とりあえずなんか食おうぜ。ゼリーとか買ってきたから。食えるもん食えよ。

 

 

よーし、食べたか。で、薬は? テーブルの上? ……でも、苦いから飲みたくない?

 

バカ。よく見たら薬一回も飲んでないじゃないかよ。病院行ったのはいいけど、薬飲まないとか、病院行った意味が無いだろう……。

 

てかさ、ようやく分かったわ。お前の熱が下がんねー理由。

 

簡単だよ、薬飲まないからだわ。

 

お前の身体のためにも俺が薬を飲ませてやるから。はい、口開けて。

 

イヤだって……ったく、お前本当に強情だな。意地でも口開けようとしないで、マジで飲まないつもりかよ。

 

お前が病気じゃなかったら、強引にでも口をこじ開けて薬を飲ませてやるところだけど……。

 

ま、いいわ。分かったよ、病人は無理すんな。

 

俺が着いていてやるから、今はとりあえずゆっくり休め。

 

 

 

――ん? ふぁー。あぁ、起きたか。

 

俺もいつの間にか寝てたみたいだな、わりー。

 

え、ずっとベッドの傍で手を握ってくれてたのかって?

 

ああ、お前うなされてたからな……ちょっとは良くなったか?

 

っていってもまだ顔が赤いな。熱測ろうぜ。

 

37.8℃ね。熱は少し下がったけど……まだまだってところか。

 

てかさ、お前さホント、ずっとこんな感じで我慢してたわけ? うなされながら、つらいの我慢して……ひとりで。

 

うん……って、はー。じゃあ、なんで俺に連絡しないんだよ……。少なくとも俺はお前の彼氏だぜ。お前がうなされてるのに、放っておけるわけないだろう?

 

あのな、ひとつ聞くけど、俺ってそんなに頼りないか? そんなに頼ることができない男か?

 

違う? そういうつもりじゃなくて……俺に心配かけたくなかっただけだって……。

 

お前って、優しいんだかお人好しなんだかよくわかんねーな。

 

だけどな、俺はお前にもっと頼って欲しいって思ってんだよ。お前は、つらいときも悲しいときも、いつもひとりで解決しようとして……ったく、マジで放っておけねー。

 

な、俺はどんなときでもお前の傍についていてやって約束するよ。

 

どんな姿を見ても、お前のことを嫌わねーって自信あるから。

 

だから、もうなんでもひとりで抱え込もうとするな。熱がある時くらい俺を頼れ。分かったか。

 

そうそう、分かればいい。良い子だ。

 

(キス)

 

……は? キスはやめて? って、病人にキスするなんて非常識だったな。どうしても我慢できなくなって、わりー。

 

え、違う? キスすると、風邪がうつるからって? 俺が風邪ひいたらダメだからってか。

 

何言ってんだか。お前の風邪がうつったところで、俺は何ともねーよ。そんなヤワな身体してねーって。

 

それに、もし俺が風邪で寝込んだら、たっぷりとお前に看病してもらうつもりだから。 だから、安心しろ。今は遠慮なくお前の風邪を俺にうつせばいいんだよ。

 

(キス)

 

おいおい、やっぱりダメだって? 顔、そらすな。

 

いいか、もう一回言う。俺は、お前が苦しんでる姿を見る方がつらいんだよ。

 

それに……お前は俺の知らないところで、3日もひとりで苦しんでたわけだろ。一番守りてー奴がひとりで寂しがってるって方が、俺には耐えらんねーよ。

 

俺の気持ちもちょっとは考えろっての。

 

(ディープキス)

 

お前……顔が真っ赤だぜ。それに、お前の心臓……すげー音鳴ってる。身体も……さっきより熱くなってんじゃないか?

 

(ディープキス)

 

そういえば、熱は上げるだけ上げた方が早く下がるって言うよな。

 

早く熱下げてーのに……お前、どうせ薬を飲まないんだろ?

 

だったら、俺がお前の体温上げて、風邪なんかさっさと治してやるよ。

 

だから、もっとキスさせろ……。

 

 

おわり

 

 



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