【文字起こし】世紀末万引主伝説 第n話 覇者ラオウは悪に堕つ!ケンシロウ怒りの鉄拳!!【ケンシロウ 声真似】



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イラスト:ももも様

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台本

ラオウ、どうして万引きをしたんだ?

師弟関係だって悪い噂は…

ん、最悪だな

この前の試合だって、判定はTKOだったそうじゃないか。

このままいけば世紀末覇者も夢じゃないんだぞ?

こんな下らないこと1つで拳王の名を汚すな!

ここまで名を馳せたお前ならわかるだろう。

しかし、一体何をぬすんだんだ?

言わぬつもりか。

拳王のプライドからか?

これがサウザーに知れたら…

北斗軍の統制は崩れ、聖帝軍の勢いは抑えられなくなるだろう。

なぁ、聞かせてくれラオウ、

どうしてこんな事をしたんだ?

……答えんのか。

まぁ、この世紀末…生きていれば色々ある。

目の前のことがどうでもよくなってしまうこともある。

このオレも修行時代は色々あった。

訓練の毎日にムシャクシャして、目障りな雑魚共を

アーーータタタタ

オーワタァーーッ

…と一掃したり、

休憩中にこっそりリュウケン先生のエロ本を盗み見したこともある。

だからラオウ、そのお前に言える立場でもないがな。

しかし、この世紀末【掟】を破ってしまってはダメだ。

北斗一門を出るという一度の過ちで

全てを失うことだってある。

拳王であるお前も知っていると思うが、義兄の[ジャギ]だ。

奴はオレに黙って〔七つの傷の男〕を名乗って

「オレだよオレオレ、ケンシロウだよ」

と、ケチな詐欺を働いていた。

うちは名門【北斗神拳】の寺院であるが故に、

無論❲オレオレ詐欺❳も禁止されている。

まぁ、この世にいない奴の事を悪く言うのは

オレの流儀ではない。

ジャギの話はこれで終わりだ。

とにかく、北斗一門をでたからには

守らなければならない掟がある。

掟を破らぬ範囲の中で己の息抜きを見つけることだ。

それもこの世紀末を上手く渡っていくには大切な事だ。

こんな事言うのも何だが、

偉大な兄を持った弟[トキ]の立場も考えてやれ。

もし、これがトキにバレたら、

「あの勇猛果敢の北斗4兄弟の長兄にして世紀末の覇者ラオウが……」

と、嘆き悲しむだろう。

少しは考えを改めたらどうだ?

……いいだろう。

ならばその闘気に免じて今回のことは北斗一門には黙っておく。

その代わり、オレがレイの妹[アイリ]とデキていることは秘密にしておいてくれ。

ケンシロウ→
ところで、一体何を盗んだ?
ラオウ→
ペン!
ケンシロウ→
下らん。
ラオウ→
何だと?
それは買えば的中していた!
番号をメモするための用紙はあってもペンが無かったのだ。
お陰で思い出せず、馬券は買えぬ始末!
我が生涯に一片の悔い
…ィリヤァーーッ!!
ケンシロウ→
アーータァーッ!

ラオウ、お前はある意味終わっている。

この動画は、ユリスのお部屋の提供でお送りしました

ユリアではなくユリスだ。

間違えたやつには経絡秘孔だ

覚えておけ。



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