台本
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乗せてくださり本当にありがとうございます!
はい、今ヒッチハイクの最中でして
北海道から沖縄までダンボール一枚で横断したいと考えているんです。
心配してくれてありがとうございます。
でも、僕今の自分を変えたくて…
どうしてもやり遂げたいんです。
…実は僕上がり症で
人とうまく会話することができないんです。
学生時代から病気がちで
あんまり友達もいませんでした。
見たままとか言わないでください…
でも、父さんは……そんな僕を応援してくれたんです。
いざその場に立ってみると、勇気が出なくて……
初日はダンボール掲げるまでに
2時間くらいかかりました。
わざわざ車が止まってくれたのに
急に怖気付いて、逃げてしまったこともありました…
逃げちゃダメなのに…
逃げちゃダメなのに…
自分でも本当に、迷惑な奴だと思います…
ちょっと笑わないでくださいよ
(´・ω・`)
全然車に乗れないまま野宿もしました。
そのおけげで道路の舗装工事の交通整備のおじさんに
顔を覚えられて少し仲良くなりましたよ
(*´ω`*)
ありがたかったんですけど、少し恥ずかしいですよね
ヒッチハイクしてるのに
何日も前に進んでないって思われているわけですから
流石に恥ずかしくて
3日目あたりで少し歩いて前に進みました
でも…道路の舗装工事も少しずつ前に進んで
6日目あたりで追いつかれました
ヒッチハイクを始めてこの一週間
結局一度も車に乗せてもらえませんでしたからね
はい、何度も心が折れそうにもなりました
空腹で倒れそうにもなりました
でも、諦めずに頑張っていたら
必ず見ててくれている人がいるんですね
心配して食べ物を分けてくれる人もいました
そしてこうやって初めて車にも乗せてもらえました
すごく辛かったけど
人の小さな気遣いにも感謝できる人間になれたような気がします
だから…
僕のことを心配してくれるのはありがたいですけど
この旅はまだ終わらせられないんです
これは、僕の戦い…!
え?
もう到着ですか?救急隊員さん…
本当に申し訳ないのですが…
もうちょっと…青森寄りの病院に行ってもらえませんでしょうか?
この動画はユリスのお部屋の提供でお送りしました。
僕の足…動いて!動いてよ!!
今動かないと、みんなに呆れられるんだ…!!
もう呆れられてるけどね…