【女性向けボイス】か〇松プリンス「俺は断じて!ドエムなんかじゃない…!」



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イラスト:ももも様

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台本

(目覚まし時計の音)
(せわしない呼鈴の音×三)
(玄関の鍵がひらく音)
(玄関がひらく音)
(足音)

グンモーニン、プリンセス! 朝だぞ!
気温良好、湿度も良好! 清々しい朝だ! 小鳥のさえずる声がまるで俺を称える賛歌のようじゃないか!

おっとプリンセス! 君はまたソファーで眠ってしまったのか! いけないな、風邪でもひいたらどうする! そこはお姫さまが眠るような場所じゃない!
…なに? 昨日は夜遅くまで仕事をしていた?
なんと! 君のような美しい女性を酷使する腐った会社が地上に存在するとは! 嘆かわしいな!

いったいどこの会社だ! 俺が直々に出向いて抗議してやろう!
…ん? 声が大きい? 寝起きの頭に響く?
はっはっは、すまない! 君を想うと君への愛で声帯が震えてしまうのさ!
しかし、案ずることはない! 君の頭を響かせるこの声は、プリンセスへの愛に満ちている!

俺の愛は君の頭を響かせながら浸透し、じきに君の体全体に行き渡るだろう!
(クッションを投げる音)
ぶふっ!

…和が姫よ、クッションを投げるのはよくない。
このクッションは君に抱きしめられるという重大な任務を背負ったものなのであって、決して飛び道具の任務を与えられた道具ではない。
ふっ、君に抱きしめられる任務など、羨ましい限りだが…しかし! 俺はそんなことで嫉妬に身を焦がしはしないさ!

何故なら俺はプリンセスの身も心も愛し、世界のありとあらゆる災いから姫を守るという重要な使命があるのだから!
たとえ世界中の人間が敵にまわろうと、俺は体が動く最後の瞬間まで、君を守ると誓――。

…え? うるさい?
はっはっは。俺のお姫さまは相変わらず照れ屋のようだな。
ああ、そうか。わかったぞ。おはようのキスがないから拗ねているんだろう?
まったく、可愛いプリンセスだ。

では、今その期待に応えよう。君の唇を俺の唇で塞ぎ、それにて神聖なる朝の儀式を終了させ――。
…ん? 待て。どうして俺の顔を掴む?
主導権を握られるのは気に食わない、って?

ま、待てプリンセス! 姫をリードするのは王子の役目であって――。
(ディープキス音)
(苦しげな声)

…っち、ちょっと、待ってくれ、まだ――。
(ディープキス音)
(リップ音×三)

…き、君は…どうしていつも、こういう…っ。
…う、うるさいからくちを塞いだだけだ、って…。
ほ、他にも塞ぎ方はあっただろう!
何故いつも、君は俺にリードさせてくれないんだ…。これではプリンスとしてのプライドが…。

…ヘ、ヘタレ…?
君、いま俺を、ヘタレと言ったか…!
お、俺は断じてヘタレなんかじゃないぞ!

そ、そう、俺は、レディーを傷付けることをなにより嫌う。故に、君の行為を拒むことで君のガラスのハートにひびが入ってしまうのを恐れてだな…。
だっ、だから! ヘタレと呼ぶのはよしてくれ!

君はいつもそうやって俺をからかうが、俺だって、その…や、やれば出来るんだ。君への愛が俺の体を制止させているのであって、本気になれば、プリンセスを、その…。

…え? で、出来るものならやってみろ…?
…よ、よし、わかった。君がそこまで言うのなら、俺のプリンスとしての本領をお見せしようじゃないか。
なにを言ったところで、俺と君は男と女。ちからの差は歴然としている。
だから、こうやって――。

(押し倒す音)
君を押し倒すことだって、たやすいんだ――って!
ど、ど、どこに触っているんだ、君は!
こら! 女性が! 女性がそんなところを触るものじゃない!

…プ、プリンスとしての本領の続きを見せろ?
わ、わかったから、君はそこから手をどけてくれ!
…っうあ…っだ、駄目だ…! こんなことは…い、いけない…!
…き、君はどうしてそんなにも楽しそうな顔をしているんだ…!

…楽しいから、って…。
あっ、こら、そんなところまで…っ。
…ドM…? お、俺のことを言っているのか…!
俺は断じて! 断じて! ドMなんかじゃない…!

…ち、違う! これは、君がするから…っ。
…素質がある? そ、そんな素質、ちっとも嬉しくないぞ!
それに俺は…そ、そう、朝食の支度をしなければならない!
君を起こして朝食の支度をし、君を無事に見送ることが今の俺の役目であって――。

…裸エプロンでキッチンに立て?
っき、君は! 君はどうして、そういう! き、君はーっ!
第一、男のそんな姿を見てなにが楽しいんだ!
…私は楽しい、って…。

プ、プリンセス! 俺のプリンセス!
君の性癖は何故そうも歪んでしまっているのか!
いったいなにが君をそこまでにしてしまったんだ!
…俺の性癖も歪んでいるって?

お、俺はなにも歪んでいない! 真っ直ぐだ! ノーマルだ!
だから俺は決してヘタレでもなければ、ドMでもないぞ!
世の女性を愛し、とりわけ運命のプリンセスを愛し、すべてを犠牲にしてでも献身するのがプリンスの務め――あぁんっ!
…っだから! 君はどうしてそんなところを触るんだ!

…い、今の声は違うぞ! 油断をしていて、その――尻を揉むんじゃない!
…揉み心地がいい? そんなことは訊いていない!
よ、よせ、俺は、朝食の支度を――だから裸エプロンにはならない!
…裸エプロンにならないなら別れる?

し、正気か! 君は、どうしてそんな…ど、どうして!
俺をもてあそんで楽しいか! …笑うんじゃない!
だいたい、君は付き合ったばかりの頃からそうだった!

告白をしてOKをもらった当日に目隠しをされ、腕を縛られた俺の気持ちも考えてくれ!
この前だって、外だというのに…あ、あんな…。
…だからドMではないと何度も言っているだろう!



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