コールセンターには2種類の業務があります。
電話を架けるか、受けるかの2つです。
電話を架ける業務は更に2種類に分かれます。
それは個人相手か、法人相手かということです。
扱う商品やサービスによって、個人か法人かは分かれますが
法人の場合は、営業活動の一環として
コールセンターを利用することがあります。
・見込み客つくり(資料やメールの送付)
・アポイントの取得
このような目的の場合は、電話が有効な手段です。
出典:
https://mera.red/%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%81%AE%E9%BB%92%E9%9B%BB%E8%A9%B1
自社で対応するのではなく、
コールセンターに依頼する理由は
「その道のプロ」に効率的なテレアポを行ってほしいからです。
では更に営業効率を上げるためのコツはどんなものがあるか、
コールセンター勤務経験者の筆者がご紹介します。
1・リストの精査
コールセンターでアウトバウンドの業務を行う際は、
必ずリストが必要になります。
眠っていた顧客名簿等を使用するのか、
それとも何らかのデータを使用して新規開拓を行うのか、
目的によって使用するリストを精査する必要があります。
料金形態にもよりますが、
リストの件数が多ければ当然料金は上がります。
そのリストの中に、使われていない番号や、
別の場所に繋がってしまう番号があれば、
それは非常に無駄なお金です。
リストの精査自体を目的とした案件もありますが、
これは膨大な量をこなすことになります。
効率の良い営業活動にしたいのであれば
・アプローチしてほしい相手を明確にする。
・できる限り信憑性の高いリストを使用する。
・現在の顧客がリストに記載されていないか確認をする。
以上のような手順を行う必要があります。
2・BtoBかBtoC かを確認
コールセンターのアウトバウンド業務は
個人向けか法人向けかに分かれます。
1つのコールセンターで双方に対応していることもありますが
通常はどちらかに特化した活動を行っています。
出典:https://ameblo.jp/sukattostaff/entry-11126498271.html
コールセンターというだけで、仕事を依頼するのは早計です。
・自分のターゲットと合っているか
・規模や料金形態はどうか
・実績はあるか
この3点を確認した上で、依頼をするべきです。
個人に特化したコールセンターには個人用のノウハウが、
法人に特化したコールセンターには法人向けのノウハウが
それぞれ蓄積されています。
絶対数としては、法人向けのコールセンターの方が少ないですが
ビジネスとして行っている以上、成果についてはプロフェッショナルです。
依頼する案件に相応しいコールセンターかを確認して
見積り依頼等を行うべきです。
3・落としどころを決める
「アポイントを取る」というような最終的な目標は決めやすいです。
ただし、併せて考えておきたいのは
「断られた時の落としどころ」です。
例えばアポイントを取るにしても
電話の中で日時までを決定させるタイプの案件と、
とりあえずの目安の日程を抑えて、
後日担当から調整の連絡を入れるタイプの案件があります。
どちらも「訪問は結構です」と断られた時に
どういう対応をするのかというのが「落としどころ」です。
・担当者情報を聞き出して、資料を送付する。
・今後定期的にメルマガ等を送る許可をもらう。
・製品やサービスの利用状況をヒアリングする。
最終的にはアポイントの獲得でも、
成果として難しかった場合に、「ダメだった」ではもったいないです。
転んでもただでは起きない策を考えておく必要があります。
まとめ
営業活動の一環として利用されるコールセンターですが、
レベルや得意分野、料金体系等は実に様々です。
自社のコールセンターではない以上、
ある程度の情報は提供しなくてはいけないので、
信用問題にも繋がります。
3つのポイントを押さえた上で、
個人情報の保護等にもきちんと取り組んでいる
コールセンターを利用することをおススメします。