「アンガーマネジメント」を
ご存知ですか?
anger…怒り
management…操作/やりくり/処理
という言葉から分かるように、
怒りを上手にやりくりしようとする
認知行動療法の一つです。
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怒ることは悪いことではありません。
かと言って
我慢すれば良いというわけでも
ありません。
怒りのメカニズムを知り、
怒るべきことと
怒らなくて良いことの線引きをし、
後悔しない怒り方ができるようになる
というのが
アンガーマネジメントです。
では、早速解説しましょう。
まず「怒り」とは、
どういう段階を経て
生じるのでしょうか。
- 出来事
- 出来事について考える
- 考え方が決まる
- 怒りが生まれる/生まれない
大きく分けると、この4段階です。
衝動的に怒る人と怒らない人の差は
2.の「出来事について考える」
という部分にあります。
例を挙げて見てみましょう。
パターン1
- Aさんがぶつかってきた
- 気を付けるべきなのでは?
- ぶつかるなんておかしい
- 怒る
パターン2
- Aさんがぶつかってきた
- でもわざとじゃない
- まぁいいか、ゆるせる
- 怒る必要はない
どちらのパターンも、1.の
「Aさんがぶつかってきた」
という事実は同じですが、
2.の“出来事のとらえ方”、
3.の“考え方”が違うため、
怒りの感情に差が生まれます。
怒りは“考え方”によって発生する
ということなのです。
![f:id:falchion9:20170704044542p:plain f:id:falchion9:20170704044542p:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/f/falchion9/20170704/20170704044542.png)
「怒りの感情が生まれるのは
誰か他の人のせいだ!
自分ではない
他が悪いんだ!」
何かのせいにしたとしても、
実際怒りを感じているのは
本人です。
怒りを生み出すのは、
自分自身に他ならないのです。
もし、どうしても
怒りが込み上げてきた場合には
まず、相手の立場や
相手の都合を考えてみましょう。
例えば、上記のAさんが
ぶつかってきた場合、
故意に起こした行動かもしれないので
怒りがこみあげてきてしまします。
しかし、そこに
相手の立場や事情を
理解することができたなら
込み上げる怒りも
少し軽減することもできます。
・何かをよけようとした
・急いでいた
・よそ見をしていた
・他に気になることがあった
など、自分の視点だけではなく、
Aさんの視点にも立って
考えてみましょう。
![f:id:falchion9:20170704042510j:plain f:id:falchion9:20170704042510j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/f/falchion9/20170704/20170704042510.jpg)
いかがでしたでしょうか?
必要のないことまで怒って
無駄なエネルギーを使ったら
損だと思いませんか?
言い過ぎたなぁと後悔したり、
やっぱり言えば良かったと
後悔したりすることは
ありませんか?
自分を理解し、
自分の感情と
上手く付き合えたなら、
そこから先は
美しい世界が広がるはずです。