判官贔屓(ほうがんびいき)とは
立場の弱い人間や、
可愛そうな人間に対し、
応援してくなってしまったり
同情したくなってしまう心理です。
特に日本人はこの
「判官贔屓」の傾向が強いのですが
一体なぜなのでしょうか?
そこには、
人間が人から愛されるための
秘訣が隠されています。
今回の記事では、そんな
「判官贔屓」の性質を通して
あなたが人から愛されるための
魔法の法則を紹介いたします。

立場の弱い人間を応援したくなる
例えば、今でこそ極悪人として有名な
ドイツの「ヒトラー」。
しかし彼がドイツの政権を握ったのは
彼が誰よりも
優れていたからではありません。
かつてドイツの選挙で
いろんな立候補者が
「私はこんないい政治をする」
「私ならこんなことができる」
とアピールした中で
ヒトラーだけは違うアピールをしました。
「私は金もない
優れた家柄でもない
だがこの国をよい方向に導くことができる」
選挙というは、
より多くの人の信頼を得なければなりません。
当然、貧困層の人からも
家柄が立派でない人からも
応援されなければなりません。
「あの人なら私たちの気持ちを
理解してくれるはずだ…!」
きっとそんな感情が
ヒトラーに票を集めたのでしょう。

また、スポーツの試合では
小柄な日本人が
体格の差がある外国の選手と戦うとき
やはり日本を応援したくなりますよね。
日本人でなくとも
例えばボクシングの試合では
簡単に勝ってしまう選手より
何度倒れても立ち向かう選手の方に
魂が揺さぶられます。
判官贔屓の心理
人間は完璧な人間よりも
弱い部分をもった人間に惹かれます。
なぜなら、どんな人間も皆
弱い部分を持っているからです。
しかしなぜ私たちは
自分の弱いところを
見せようとしないのでしょうか?
なぜ頭ではわかっていても
強がってしまったり
見栄を張ってしまうのでしょうか?
理由は、自分で自分の弱いところを
認めてあげられないからです。
人から愛されるためには
よく見られるためには
仲良くなるためには
なめられないためには
完璧でなければと
思ってしまいがちだからです。

自分を信じるとは
自分の優れた部分を
誇示することではなく
自分の弱いところも
認めてあげることです。
そしてそんなことでは変わらないほど
自分という存在に価値を見出すことです。
不思議なことに
自分を好きになればなるほど
他人からも好かれるようになります。
勉強ができなくても
スポーツが苦手でも
太っていても
お金がなくても
容姿が優れていなくても
自己中なところがあっても
それらを一生懸命隠したり嘆く人より
明るく笑ってニコニコしている人に
人間は魅力を感じます。
人から愛されるためには
まず自分を愛してみましょう。
自分の弱さを認めるとは
勇気のいることですが
たとえそれが出来なかったとしても
そんな強がってしまう自分を
認めてあげましょう。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事で伝えたいことは
「あなたが人から愛されるためには
人より優れている必要はない」
ということです。
もちろん無理に弱いところを
さらけ出しなさいということではなく
等身大のあなたを
認めてあげてほしい、
ということです。
「…いや、それができないから
困ってるんだよ。」
と言われそうなので
最後に、魔法の言葉を紹介します。
夜寝る前に3回唱えてみてください。
「私は自分のことを許します。
私は自分のことを尊敬しているし
尊重しています。」
仮に「思っていなくてもいいので」
騙されたと思ってやってみてください。
何か心の中の重荷のような物が
スーッと消えていく感覚があれば
大成功ですw