Aさん
「わぁ!お菓子まだ半分も残ってる!」
Bさん
「あぁ…お菓子もう半分しか残ってない…」
Aさん&Bさん
「「このお菓子、差し上げます!」」
もしこんなことを言われたら…?
そんなときのお話です。(・ω・)ノ
◆フレーミング効果
フレーミング効果とは、
話し手の
言い方や認識の違いによって、
それが指す内容が同じでも
聞き手の印象が変わり、
違う決定をしてしまうことを
言います。
文字で表すと
小難しい感じがしますが(´・ω・`)
冒頭のお菓子の話に
戻ってみましょうか!
Aさんは、半分「も」残っている
Bさんは、半分「しか」残っていない
と表現しましたね。
どちらかを選ぶとしたら…?
多い方がいい!!!!(゚д゚)クワッ
おそらく、
Aさんのお菓子を選ぶのでは
ないでしょうか?
しかし、表現は違っていても
お菓子が半分であることに
変わりはありません。
このようなとき
【事実】は同じですが、
AさんとBさんの
【認識】の違いによって
話し方が変わり、
こちら側が決定するときに
自分が得をしそうな方を
選んでしまうのです。
話し手が
プラスに捉えた場合と
マイナスに捉えた場合に
差が発生するとも
言えますね!( ゚д゚ )
◆例えば…
ガチャガチャを回すときに…。
A機「10%の確率でレアが当たります」
B機「90%の確率でクズ賞が出ます」
どちらの機械を選びますか?
手術することになったら…?
A案「10%の確率で成功します」
B案「90%の確率で失敗します」
どちらの案を選びますか?
話し手が
[得]に照準を当てる場合、
ポジティブな言い回しを
使います。
「シュークリーム10個あるけど、
9個は普通の美味しいのだよ!」
と言われたら…?
こちら(聞き手)は
食べたいと思うでしょう。
シュークリームを運んできた相手は
心の中でニヤニヤしている
はずです。(▼∀▼)
逆に、話し手が
[損]に照準を当てる場合、
ネガティブな言い回しを
使います。
「シュークリーム10個あるけど、
1個はワサビ入りなんだ…」
と言われたら…?
こちら(聞き手)は
警戒するでしょう。
シュークリームを運んできた相手は
間違えてワサビを入れてしまって
申し訳ない気持ちで
いっぱいのはずです。(´・ω・`)
◆会話に生かすことも可能!
色々例を挙げてみましたが、
いかがでしょう?
なんとなく感覚が掴めてきたのなら
日常会話に織り交ぜて
雰囲気作りをすることも
可能です。(^o^)
例えば…
「デブ!!!!」
ではなく、
「Aさんって何だか癒されるね」
「自己中!空気読め!」
ではなく、
「周り流されず、芯がしっかりしてるんだね」
人付き合いの中では
あまりやりすぎたり
あからさまなのだと
皮肉と取られて
しまうかもしれないので
ほどほどに…!
お仕事の場面でも
フレーミング効果は
活躍します。
特に、
何かを顧客に販売する系の
チラシやセールストークには
よく盛り込まれています。
聞いたことがある言い回しも
あるかもしれません。
例えば…
携帯電話を購入するとき
「この機種は48,000円ですよ」
ではなくて、
「月々2,000円でこの機種が持てますよ」
と言われたこと、
ありませんか?
「10%割引きします!」
→「10人に1人が無料!!!」
「末賞はポケットティッシュ」
→「はずれくじなし」
「人工物5%」
→「自然由来成分95%」
などなど…。
探せばたくさん
日常に溢れていますね。
良い人間関係を作ったり
落ち込んでいる人を元気付けたりと
フレーミング効果は
職場や日常生活の上で
力を発揮してくれます。
同時に、
上手い言い回しをしているけれど
実はそうでもないと見抜ける
力が身に付き、
詐欺などに対する
防衛としても
役立ってくれるのです!(*^o^*)