皆さん、こんにちは!
皆さんは「怒り」について考えてみたことはありますか?
「いつも気をつけているんだけど、なぜか怒ってしまう」
そんな人って多いと思います。
厄介なのが、「怒り」という感情は
簡単にはコントロールができないことなんですね。
では、どうしたら「怒り」がコントロールできるようになるのでしょうか?
ここから一緒に考えていきましょう!
1. なぜ「怒る」のか?
「怒り」をコントロールする方法を考える前に、
そもそも、なぜ人は「怒る」のかを考えてみましょう。
人はどういったシーンで怒るでしょうか?
www.youtube.com例えば、上司が部下に怒るのは部下が失敗したからとか
親が子供を怒るのは子供が親の言いつけを守らなかったからとか
色々あるでしょう。
面白いことに、これらすべての事例にはある共通点が存在します。
それは、人が誰か他人を「怒る」とき、そこには、
「こうするべき」「こうしなければならない」という
個々人の価値観、信念が隠れていることです。
自分ルールを持っているということですね。
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そして、人はその自分ルールから外れたときに怒るのです。
上司が部下に対して、
「部下は上司の思いを察するべき」とか
「言われなくても自主的に動くべき」とか
様々な「こうあるべき」といった思考を持っていなければ
怒ることはありません。
部下に対して何も期待していないからです。
親が子供を怒るときも同様でしょう。
親が子供に対して「言われなくてもこれくらいやるべき」なんて
思っていなければ、怒ることもなくなります。
実際に、「これくらい普通できるでしょ」とか
「当たり前でしょ」なんていう親はこの社会に非常に多いと思います。
それは、常識だから言っているなんてことではなく、
単に自分ルールから外れているから怒っているだけのことです。
そう考えると、人が「怒る」目的というのが
はっきり分かってくるのではないでしょうか?
では、今度はそうした「怒り」によって人はどういう目的を
達成しようとしているのかをより細かく考えていきましょう。
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2. 「怒り」の目的の4パターン
前章で人が怒るのは自分ルールから外れたときだと申し上げました。
だから、人が怒るのは自分の思い通りにしたいとか
そういった思惑や目的があるはずです。
実際、人が怒ることの目的は心理学的に次の4つに分類されます。
① 支配
親子間や上司と部下、先生と生徒などの関係において
相手を自分の思い通りにしたい
② 主導権争いで優位に経つこと
親子間、夫婦間、社内、友人間などの
中で自分が主導権を持ちたい
③ 権利擁護
自分の権利、地位が脅かされそうになったとき
④ 正義感の発揮
個々人の信念が破られそうになったとき
前章の事例はこれにあてはまりますね
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アドラー心理学では、「怒り」というのは
この4つのどれかの目的を達成するために
行われる感情表出表現の事を指しています。
つまり、何か原因があって「怒る」のではなく、
それら「目的」を達成するために「怒る」のだと考えます。
これは中々新鮮なのではないでしょうか?
では、人に怒らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
次章で考えます。
3. 人に「怒らない」ようにする方法
人に怒らないようにするというのは、「怒り」という感情を
なくすことなのかということになるのですが、これは違います。
人間は感情の生き物ですから、「怒り」をなくすことなんてできないですし、
なくそうとしてしまうと、どこかで無理が生じてきます。
我慢した結果、最悪、体に症状として現れるなんてことにもなりかねません。
ですから、「怒り」をなくすことではなく、
うまく付き合うという視点で考えましょう。
では、どうしたらいいのか?
重要なのは、感情との距離感を保つという考え方だと思います。
具体的に、どうしたらいいかというと、
「怒り」が湧き上がってきたら、
「今、私は怒っている」と感情を観察するようにしてみましょう。
いわゆる、「瞑想」がそのトレーニングに当たります。
ですので、一日の寝る前に5分でもいいので、「瞑想」をしてみましょう。
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まとめ
(1)「怒り」には目的がある
(2)「怒り」の目的は 支配、主導権争いで優位に経つこと、権利擁護、正義感の発揮の4つ
(3) 「怒り」のコントロールには寝る前の5分間の「瞑想」のトレーニングが効果抜群