アドラー心理学における「怒り」と「目的」の関係とは?



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皆さん、こんにちは!

皆さんは「怒り」について考えてみたことはありますか?

「いつも気をつけているんだけど、なぜか怒ってしまう」

そんな人って多いと思います。

 

厄介なのが、「怒り」という感情は

簡単にはコントロールができないことなんですね。

では、どうしたら「怒り」がコントロールできるようになるのでしょうか?

ここから一緒に考えていきましょう!

 

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1. なぜ「怒る」のか?

「怒り」をコントロールする方法を考える前に、
そもそも、なぜ人は「怒る」のかを考えてみましょう。

人はどういったシーンで怒るでしょうか?

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例えば、上司が部下に怒るのは部下が失敗したからとか
親が子供を怒るのは子供が親の言いつけを守らなかったからとか
色々あるでしょう。

面白いことに、これらすべての事例にはある共通点が存在します。

それは、人が誰か他人を「怒る」とき、そこには、

「こうするべき」「こうしなければならない」という

個々人の価値観、信念が隠れていることです。

自分ルールを持っているということですね。

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出典:http://bokete.jp/

そして、人はその自分ルールから外れたときに怒るのです。

上司が部下に対して、
「部下は上司の思いを察するべき」とか
「言われなくても自主的に動くべき」とか
様々な「こうあるべき」といった思考を持っていなければ
怒ることはありません。
部下に対して何も期待していないからです。

親が子供を怒るときも同様でしょう。
親が子供に対して「言われなくてもこれくらいやるべき」なんて
思っていなければ、怒ることもなくなります。
実際に、「これくらい普通できるでしょ」とか
「当たり前でしょ」なんていう親はこの社会に非常に多いと思います。
それは、常識だから言っているなんてことではなく、
単に自分ルールから外れているから怒っているだけのことです。

そう考えると、人が「怒る」目的というのが

はっきり分かってくるのではないでしょうか?

では、今度はそうした「怒り」によって人はどういう目的を
達成しようとしているのかをより細かく考えていきましょう。

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出典:http://bokete.jp/

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2. 「怒り」の目的の4パターン

前章で人が怒るのは自分ルールから外れたときだと申し上げました。
だから、人が怒るのは自分の思い通りにしたいとか

そういった思惑や目的があるはずです。

実際、人が怒ることの目的は心理学的に次の4つに分類されます。

① 支配

親子間や上司と部下、先生と生徒などの関係において
相手を自分の思い通りにしたい

② 主導権争いで優位に経つこと

親子間、夫婦間、社内、友人間などの
中で自分が主導権を持ちたい

③ 権利擁護

自分の権利、地位が脅かされそうになったとき

④ 正義感の発揮

個々人の信念が破られそうになったとき
前章の事例はこれにあてはまりますね

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出典:http://bokete.jp/

アドラー心理学では、「怒り」というのは
この4つのどれかの目的を達成するために
行われる感情表出表現の事を指しています。

つまり、何か原因があって「怒る」のではなく、
それら「目的」を達成するために「怒る」のだと考えます。

これは中々新鮮なのではないでしょうか?

では、人に怒らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

次章で考えます。

 

3. 人に「怒らない」ようにする方法

人に怒らないようにするというのは、「怒り」という感情を
なくすことなのかということになるのですが、これは違います。

人間は感情の生き物ですから、「怒り」をなくすことなんてできないですし、

なくそうとしてしまうと、どこかで無理が生じてきます。

我慢した結果、最悪、体に症状として現れるなんてことにもなりかねません。

ですから、「怒り」をなくすことではなく、

うまく付き合うという視点で考えましょう。

 

では、どうしたらいいのか?

重要なのは、感情との距離感を保つという考え方だと思います。

具体的に、どうしたらいいかというと、
「怒り」が湧き上がってきたら、
「今、私は怒っている」と感情を観察するようにしてみましょう。

いわゆる、「瞑想」がそのトレーニングに当たります。

ですので、一日の寝る前に5分でもいいので、「瞑想」をしてみましょう。

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まとめ

(1)「怒り」には目的がある
(2)「怒り」の目的は 支配、主導権争いで優位に経つこと、権利擁護、正義感の発揮の4つ
(3) 「怒り」のコントロールには寝る前の5分間の「瞑想」のトレーニングが効果抜群

 



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