皆さん、こんにちは!
アドラー心理学の「勇気づけ」という言葉をご存知ですか?
これっていうのは誰が他人に言葉かけをするときの指針になる
考え方のことなのです。
前回の記事では
アドラー心理学の勇気づけを
例を用いて紹介しました。
例えば、友達、両親、兄弟、恋人、
同僚、誰でもいいのですが、その人たち画悩みを抱えているとき、
励ましたいとき、私たちは何と声をかけてあげればいいのでしょうか?
そのための手助けとなるのが「勇気づけ」です。
では、具体的にどういった言葉なのでしょうか?
一緒に見ていきましょう!
1. 「勇気づけ」って何?
では、まず「勇気づけ」という言葉がどういうものか説明していきます。
「勇気づけ」とは、相手を尊重して共感する態度のことを指します。
相手の話を、目を見ながら、耳で聴き、心で感じ取ろうとする
「傾聴」のスキルが基本になっています。
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つまり、五感を使いながら、相手が求めているものが何なのかを察して、
それに適した言葉をかけるという態度です。
私を含め、こうした相手の立場に寄り添った言葉かけができている人というのは
中々少ないと思います。
では、「勇気づけ」の考え方をしっていることによって
どういったメリットがあるのかを考えていきます。
2. 「勇気づけ」のメリット
例として、男女のすれ違いということが挙げられると思います。
中でもよくあるのが、男女で何か話し合いをするときに
すれ違いが起こるというのが言われていますね。
その原因として、男性は理屈で考えて、
女性は感情で考えるからだという説明がなされます。
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結局人によるのでしょうか、この説を正しいと仮定した場合、
男性は話し合いの場において物事の解決を求め、
対して女性は共感を求めるといえるでしょう。
この場合、男女間では容易に話がすれ違うと考えられますね。
なぜなら、男性は話を進めようとしない女性に対して
「結論をいってくれよ」と思うでしょうし、
女性は気持ちを理解してくれない男性に対して
「もっと話を聴いて」と思うでしょう。
このケースにおける問題点とはなんなのでしょう?
この2人の男女はこの時、自分の目線でしか物事を捉えておらず、
相手の立場にたって物事を考えていることができていません。
ですので、この場合、男女の違いというものをお互いが理解して
寄り添うようにするという態度がとても大切です。
このときに,傾聴スキルである「勇気づけ」が役に立つのだとと思います。
では、次の章でこの「勇気づけ」を用いて自分を励ます場合
どうしたらいいのかを考えていきましょう!
3. 「勇気づけ」を自分に用いるには?
「勇気づけ」は誰か他人に用いるのみならず、
自分自身にも用いることができると考えています。
いうなれば、「勇気づけ」を自分自身に使うとは
自分の心が何を求めているのかを聴くことだと思います。
何かがうまくいっていっているとき、反対にうまくいかないとき
自分はどんな言葉を欲しているでしょうか?
何かに成功した、例えば仕事上で営業成績が1番になったというのを
例として考えましょう。
そのとき、あなたは何といわれたいですか?
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具体的に、そういった成果を出すことで
「あの人、すごい」と言われるのと
「本当にありがとう、いつも助かっているよ」
と言われるのはどちらが嬉しいでしょうか?
人それぞれかもしれませんが、後者と答える人の
ほうが多いかもしれません。
なぜでしょうか?
それは、前者は自身の能力が認められているのに対して
後者は、「あなたがいてくれたから」と自身の存在そのものを
肯定されています。
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その後者の感覚を「自己肯定感」といいます。
これがあるかないかは人の人生を大きく左右します。
というのも、自己肯定感とは家で例えるなら土台にあたるので
これがないとどんなに結果を出しても、自分の存在意義が感じられないので
いつも不安を抱えてしまい、生きづらさにつながります。
ですから、どうしたらいいのかというと、自分を労わったり、
感謝したりする言葉かけをしたらいいですね。
一日の終わりに
「今日もありがとう」とか
「いつも助かっているよ」と
自分自身に言ってあげるだけでも大分違うと思いますよ!
まとめ
今回の記事をまとめてみます
(1)「勇気づけ」とは傾聴スキルである
(2)「勇気づけ」ができれば人が本当に求めるものに寄り添うことができる
(3) 自分に対する「勇気づけ」とは自分を労うこと