最近SNSで
「はぁ。。。童顔過ぎてつらい」
等の発言と
自撮り画像を載せている
アカウントを
よく見かけますね。
画像は加工して
猫耳やハートなどをつけて
可愛らしく…。
このように
アピールすることを
自虐風自慢といいます。
◆自虐風自慢とは?
読んで字のごとく
自虐を装った自慢話のことです。
例えば…
女のアドレスとか
母ちゃん以外に10件くらいしか知らんわ。
リア充氏ね
→(女友達10人います自慢)
面接どうしよう・・・
俺、特技がTOEIC980点しか、
取り柄がないからなぁ・・・
→(TOEIC点数自慢)
政治家っていいよなー
年収一千万もあってさ
俺なんか年収700万しかない・・・ orz
→(年収自慢)
ショーパンで駅を歩いてたら、
オタクっぽい男性と目が合って
「おおっw」って言われた後、
顔から下になぞるように脚をガン見された。
以前から低身長・色白・黒髪ストレート・童顔
…と、いかにもオタクやロリコン受けしそうな
容姿だなとは思ってたけど、
それが証明されたかのようで悲しくなったorz
→(低身長/色白/黒髪/ストレート/童顔自慢)
どうしよう50kg越えちゃったデブだ~
→(ぶん殴るぞ☆)
聞き手(読み手)からの感想は
「鬱陶しい!(`□´)」
以外ありませんね。
ではなぜ
こんなことをするのでしょう?
自慢話というのは
聞き手を不快にさせることを
誰もが分かっています。
スネ夫が自慢話をするとき
のび太やドラえもんは
「まーたスネ夫の自慢話が始まった」
と、嫌そうな顔をしますよね。
そのときのBGMも
爽やかなものではありません。
「私って可愛いでしょ?σ( ^ー゜)」
なんて言おうものなら
非難されるのは目に見えています。
自慢をする自信がない
とも言えるでしょう。
でも言いたい!
誰かに褒められたい!!
可愛いって言われたい!!(*・ε・*)
こういうとき、
発言の中に自虐を混ぜ込むことで、
それに焦点を当てていると思い込ませ、
自慢をします。
自虐に対して
「そんなことないよ」と
返されるのが本当の狙いであり、
そう言われることで
回りくどいですが
自慢の部分を肯定して欲しい
と思っているのです。
◆対処法は?
自虐をしても
褒められたい心理が働くのが
自虐風自慢です。
でもできれば聞きたくない…!
相手が上司や目上の人など、
話から逃げられないときは
とにかく褒めます。
あからさまに褒め過ぎというくらい
めちゃくちゃ褒めます。
褒めておけば
相手の気分は良くなるので
話題を替えるか
話をやめるでしょう。
まず褒めておくと
嫌な印象を持たれることはないので
その後は自分から話題を替えても
大丈夫です。
もしくは本気で心配します。
心配するふりで構いません。
相手の自慢を一切無視して
自虐部分に対してのみ
過剰に反応します。
すると相手は
効果がないと判断して
その話題から
離れようとするでしょう。
褒めたくもないのに
無理に褒める必要も
ありません。
◆自分の場合は…?
日本人は昔から
謙虚だという国民性があります。
言葉づかいも
尊敬語・謙譲語・丁寧語を
場面によって使い分けられますよね。
謙虚な態度・話し方というのは
自分を謙り
相手を持ち上げることです。
自虐風自慢は
自虐して自分を下げ、
相手に否定してもらい
自分を上げる、という
非常に回りくどく
面倒な方法です。
しかし、
謙虚に話すのに慣れてしまうと
無意識のうちに
自虐風自慢をしている可能性が
あります。
これは自虐風自慢になるかも?
と思ったら、
「鬱陶しいと思うかもしれないけど…」
と一言言って話し始めれば
相手も不快な気持ちには
ならないでしょう。
傲慢にならず、
謙虚な態度を保っていれば、
きっと気持ちよく
褒めてくれますよ!