境界性パーソナリティ障害の特徴(女性編)



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境界性パーソナリティ障害とは、

人間関係において良好な関係を築くことが難しく、

感情のコントロールが難しい症状を持つ障がいです。

一生涯続くものではなく、人生の「一時期」にみられる症状で、

直る可能性の高い病気と言われています

いくつかの精神疾患が見られる境界性パーソナリティ障害ですが、

この疾患の特徴は、患者の7割が女性ということです。

人口の約2%に見られると言われるこの境界性パーソナリティ障害ですが、

いくつかの大きな特徴が見られます。

女性が多いと言われるこの障害について、特徴を3つ紹介します。

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1・0か100かの極端な考え方

境界性パーソナリティ障害の代表的な特徴としては、

0か100か、白か黒かといったように、

非常に極端なものの考え方をすることが挙げられます。

人間は良い面と悪い面を持ち合わせていることや、

多くの局面で人格が形成されていることを理解できません。

不安定な感情にプラスして、他人に対する評価も極端なことから、

昨日までは仲が良かったのに突然突き放したり、

また何かをきっかけに急に仲良くしてみたりという理解不能な行動に出ます。

周囲の人が振り回されてしまったり、

特定の個人として付き合うことに

疲れてしまうということが頻繁に起きてしまいます。

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出典:https://twitter.com/aico_dochibi/status/773162699207290880

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2・他人から見捨てられることへの不安

他人から嫌われたり、距離を置かれたりというのは

誰でも気分の良いものではありませんが、

境界性パーソナリティ障害の人は、

非常に強い不安を持っているのが特徴です。

仕事が忙しいから連絡ができないとか、

別の用事があって約束ができないといった状況を理解できず、

見捨てられたと思い込み、ひどく動揺したりします。

「自分」というものを持つことができず、

他人からの評価でしか自分の存在価値を見出すことができないため、

他人の言動に驚くほど敏感になるのです。

一般的には束縛とも取れるような行動を取ったり、

注目させるために感情を爆発させることがあります。

3・感情や行動が不安定

気分屋とか感情的という領域には収まらない感情の不安定さも特徴の1つです。

自分を傷つけてしまう自傷行為まで及ぶことがあり、

自分自身を痛めつけなくては気が済まないほどの不安を抱えています。

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出典:http://bokete.jp/

女性が境界性パーソナリティ障害の場合、男性とお付き合いをしていく上で、

非常に付き合いづらい、男性を困らせる存在になってしまうことが多いです。

確固たる自分というものを持っていないので、

彼氏の興味が薄れているのではないか、

他の誰かに気を取られてしまうのでないか、

自分は捨てられてしまうのではないかという不安に常に苛まれています。

その不安が高まってくると、どうしようもなくなり、

感情を爆発させてしまうのです。

まとめ

境界性パーソナリティ障害の原因は、

・乳幼児期の母子関係で十分な愛情を得られなかったこと

・いじめや虐待など、自分の存在を否定されるような環境にあったこと

等が挙げられます。

自分に自信が持てない、自分が嫌いという自己肯定感の低さがその根底にあります。

女性の境界性パーソナリティ障害の場合、男性への依存度が大きくなり、

思い通りにならないと自傷行為をほのめかしたりすることがあるので、

周囲の人間は注意が必要です。

ちょっと感情的な人、束縛が強く2人だけの世界を作ろうとする人・・・

自分の彼女や奥さん、家族にこんな症状のある人がいたら、

いつも変わらない態度で、あたたかく接してあげてください。

本人が不安定だからと言って周囲まで不安定になっては、

受け皿がなくなってしまうので、余計症状は悪化します。

境界性パーソナリティ障害は、性格の問題ではなく、

1つの疾患なのだという認識を持って接してあげることが大切です。



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